- ラッパーはどんな帽子を被っている?
- ヒップホップでおすすめの帽子のブランドは?
- ラッパーが実際に被っている帽子が知りたい
ラッパーが被っている帽子のブランドや種類はさまざまですが、それぞれの価値観や個性がファッションスタイルとして表現されています。この記事では、ヒップホップのアーティストやラッパーがよく被っている帽子の種類とブランドを紹介します。
有名ラッパーが実際に被っているシーンもいくつか紹介しますので、ヒップホップが好きな人はぜひチェックしてください。
ラッパーがよく被る帽子の種類と形状
ラッパーが被る帽子の種類と形状は、ラッパー自身の好みやスタイルによって人それぞれ異なります。服装に合わせて帽子を選ぶことも多く、帽子の種類や形状によって見た目の雰囲気も大きく変わります。
帽子にはさまざまな種類と形状がありますが、ヒップホップアーティストやラッパーがよく被っている帽子の形状は主に以下の3種類です。
- キャップ
- ビーニー(ニット帽)
- バケットハット
キャップ

キャップは帽子のつばが前向きに出ている形状で、最も定番で人気のある種類です。特に「ベースボールキャップ」に代表されるように、ストリートやスポーツ、アウトドアなど幅広いシーンで使われ、ラッパーの中にも被っている人は非常に多いです。
ヒップホップ文化の象徴であるB-BOYスタイルのファッションと相性が良いため、ラッパーは「フラットバイザータイプ」の帽子を被る人が多いです。
ビーニー(ニット帽)

ビーニー(ニット帽)は頭にすっぽりと被るタイプの帽子で、ウールやアクリルなどの編み物素材で作られています。ストリートカルチャーやヒップホップシーンに欠かせないアイテムであり、ラッパーにも被っている人が多いです。
キャップに比べて、ビーニーはより「ラフでリアル」な印象を与える帽子として、ストリートやアンダーグラウンドの雰囲気を出すのに最適です。
バケットハット

バケットハットはバケツを逆さまにしたような形状で、つばが柔らかい帽子(ハット)です。最近ではバケットハットを被るラッパーも増えてきており、自身のスタイルや個性を表現しています。
バケットハットにも形状や素材、デザインの違いによってさまざまな種類があり、キャップやビーニーとは違う「抜け感」や「リラックス感」を出せます。オーバーサイズの服装やパーカーなどとも相性が良いため、ラッパーがストリート感を演出するのに最適です。
ラッパーがよく被っているおすすめの帽子ブランド
ラッパーが被る帽子のブランドは、個々のアーティストによってさまざまです。ラッパーが愛用している以下の帽子ブランドをご紹介します。
- NEW ERA
- AMIRI
- WTAPS
- STUSSY
- SAINT MICHAEL
- 47
- Kangol
NEW ERA

NEW ERA(ニューエラ)は、街で見ない日はないほど多くの人に愛用されている帽子ブランドです。ヒップホップカルチャーとの関わりも深く、1990年代に初めてラッパーがNEW ERAの帽子を被ったことで、ストリートにも広まったとのことです。
NEW ERAは帽子の種類が非常に豊富で、キャップ以外にもビーニーやハットなど幅広い種類の帽子を展開しています。キャップだけでも形状やスタイルによってさまざまな種類がありますが、ラッパーやヒップホップのアーティストは「59FIFTY」のキャップを被っている人が多いです。
「59FIFTY」は、帽子のつばが平らでクラウンが深めに設計されたモデルで、さまざまなラッパーに愛用されています。

AMIRI

AMIRI(アミリ)は、2013年にLAで設立されたラグジュアリーファッションブランドで、ロサンゼルスの自由で反抗的な精神を反映させたデザインが特徴です。ストリートとハイエンドを融合した「ラグジュアリーストリート」という分類に位置づけられ、海外でも多くのラッパーやヒップホップアーティストに愛用されています。
トップスやパンツだけでなく帽子のラインナップも非常に豊富で、日本のラッパーにもAMIRIの帽子を被っている人は多いです。ただし、ラグジュアリーブランドということもあり価格はかなり高いです。
WTAPS

WTAPS(ダブルタップス)は、ファッションデザイナーの西山徹さんによって1996年に設立された、日本発のストリートファッションブランドです。世界的に有名なストリートブランドである「Supreme(シュプリーム)」とのコラボアイテムを発売したこともあります。
» WTAPS公式サイト(外部サイト)
ストリートやスケートボードカルチャーとの関わりが深いということもあり、ラッパーやヒップホップアーティストにも愛用している人は多いです。帽子の種類も豊富で、デザインもおしゃれなアイテムが多いのでおすすめです。

KANGOL

KANGOL(カンゴール)は、1938年にイギリスで北部で生まれた帽子の老舗ブランドです。ハットやベレー帽、ハンチングなど、おしゃれで雰囲気の良いアイテムが多く取り扱われています。
実はKANGOLはヒップホップとの関わりも深く、1980年代に「LL COOL J」という有名なラッパーがKANGOLの帽子を被ったことで、一気にストリートシーンに広まりました。その後もKANGOLは海外のヒップホップスターたちに愛用され、クラブやストリートで欠かせない帽子となりました。

STUSSY

STUSSY(ステューシー)は1980年にアメリカで創業されたストリートブランドです。もともとはサーフブランドとしてサーファーやミュージシャン、DJなどに人気のあったブランドですが、今ではヒップホップのラッパーやスケーターなどにも人気があります。
» STUSSY公式サイト(外部サイト)
STUSSYはさまざまなアパレル用品を展開していますが、帽子のラインナップも非常に豊富です。シンプルでありながら独特のロゴとデザインのキャップは、多くのラッパーにも愛用されています。

SAINT MICHAEL

SAINT MICHAEL(セントマイケル)は、日本のファッションデザイナーである細川雄太さんと、アメリカのCali Thornhill Dewittというアーティストにより、2020年に立ち上げられた新鋭ブランドです。リアルなヴィンテージを追求した高品質なアイテムが特徴です。
SAINT MICHAELのアイテムは、高品質な製造プロセスと手作業での加工によって作られており、一点一点に深いこだわりが見られます。ラッパーにも被っている人が多く、デザインもおしゃれなブランドなのでぜひチェックしてみてください。

47

47(フォーティーセブン)はアメリカのボストン発祥のヘッドウェアブランドです。アメリカ4大スポーツの公認ブランドでもあり、世界中のアスリートやアーティストに愛用されています。
定番のキャップからハットやビーニーまで、非常に幅広いアイテムを取り扱われており、機能性に優れた帽子が多いです。日米の人気ラッパーやアーティスト、ダンサーなどにも愛用されており、ストリートファッションやアメカジにもしっかりとハマります。

ラッパーが実際に被っている帽子を紹介
ラッパーは実際にライブやMVの中でも帽子を被っていることが多く、それぞれの個性やスタイルを表現しています。スタイルや年代が異なる以下のラッパーが実際に被っている帽子をご紹介します。
- ¥ellow Bucks
- Zeebra
- Red Eye
- GADORO
- Novel Core
- ZORN
- JP THE WAVY
¥ellow Bucks

ドレッドヘアが特徴的なラッパーの¥ellow Bucks(イエローバックス)ですが、帽子を被っていることも多いです。ライブやMVでも、ドレッドの上からさまざまな種類の帽子を着こなしているのを見かけます。
¥ellow Bucksの『Big Shit Trouule』のMVでは、NEW ERAのキャップ「BROOKLYN DODGERS JACKIE ROBINSON CENTENNIAL SIDE PATCH CAP」を被っています。


『Balls Out feat MIYACHI & Shurkn Pap』のMVで被っている赤い帽子は、AMIRIのキャップです。

『凱旋MC battle さいたまスーパーアリーナ』でMCバトルに乱入した際は、GUCCIのハットを被っていました。



GADORO

GADOROはライブやMVでもいつも帽子を被っており、100個以上も持っているとのことです。帽子の種類やカラーバリエーションもさまざまですが、GADOROは「KANGOL」の帽子を被っていることが多いです。

GADOROとKANGOLがコラボした帽子も発売されており、GADOROのトレードマークであるカタツムリのロゴがプリントされています。

武道館でのワンマン「四畳半から武道館」のときも、KANGOLのキャップを被っていました。

GADOROはハットタイプの帽子を被っていることも多く、KANGOLのベル型の帽子もよく被っていますね。


武道館で被っていたニットタイプのバケットハットも、KANGOLの「WASHED KNIT BUCKET」という帽子です。



T-Pablow
T-Pablowは黒のキャップを被っていることが多い印象です。ブランドはさまざまですが、ハイブランドの帽子もよく被っています。
以下のシーンでは、シンプルなNEW ERAの9THIRTYのキャップを被っています。


Youtubeチャンネルの「THE FIRST TAKE」に出演した際には、BAD HOPが手掛けるブランド「BREATH」のキャップを被っていました。

Red Eye
ブレイズヘアの髪型が特徴的なラッパーのRed Eyeですが、帽子を被っていることもあります。さまざまな種類の帽子をおしゃれに着こなしていますが、ビーニーやニット帽を被っていることが多い印象です。
漢 a.k.a. GAMIさんのYoutubeチャンネルである漢キッチンに出演した際は、AFBというブランドのニット帽「AFB BORDER KNIT BEANIE」を被っています。

キャップを被っていることもあり、SHINGO★西成との曲「うしろきいつけや」のMVや、Abemaのインタビューに出演した際には、NEW ERAのキャップを被っています。




ZORN

ZORNは日本発のストリートブランドである「WTAPS」の帽子を被っていることが多いです。WTAPSの創設者であるファッションデザイナーの西山徹さんとの対談が公開されたことや、WTAPSの特集ページのモデルを務めたこともあります。
以下のシーンでもWTAPSのキャップを被っていますね。


がーどまん
マッシュルームヘアが特徴のラッパーのがーどまんですが、帽子を被っていることもよくあります。最近ではハイブランドのキャップを被っていることが多いです。
インスタグラムでの以下の投稿では、LAのストリートブランド「AMIRI」のキャップを被っています。
ニット帽を被っていることもあり、以下の写真ではPATOUというブランドとオニツカタイガーのコラボアイテムの帽子を被っています。



まとめ:帽子はラッパーにとって重要なアイテム
今回はラッパーがよく被っている帽子のブランドと実際に被っている帽子をいくつか紹介しました。ラッパーにとって帽子は単なるファッション小物ではなく、ラッパーたちのスタイルや個性、価値観を表現するためのアイテムにもなっています。
紹介したブランド以外にもさまざまなブランドがあるので、自分の好きなラッパーやアーティストが被っている帽子のブランドを調べてみてください。
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