【ヒップホップ】MCバトルでよく流れる有名な定番ビート！かっこいい音源からおすすめの人気曲まで紹介

「どんなビートの上で戦うのか」もMCバトルのおもしろさの一つですよね。

　

私もMCバトルにハマってから色々なバトルを見ているうちに、お客さんが盛り上がるビートやよく聞くビートなど、たくさんのかっこいいビートや定番ビートがあることがわかってきました。

　

そこで今回は、MCバトルでよく流れるおすすめのビートを紹介していきます。

かっこいいビートから定番ビートまで多数紹介するので、MCバトル観戦の参考になれば嬉しいです。

　

そもそもビートとは

ヒップホップにおいてのビート(beat)とは、リズムやヴァージョンなどと同じ意味で、アーティストのボーカルが乗っていないリズム体(演奏部分)のことです。

ビートはヒップホップ音楽の中核となる要素であり、アーティストやプロデューサーが独自のスタイルや個性を表現するための重要な要素です。ビートはダンスのリズムやラッパーのフローと密接に結びついており、ヒップホップの特徴的なサウンドを作り上げる役割を果たしています。

　

MCバトルにおいては、DJがバトル開始の合図と同時にビートを流し、8小節または16小節でスクラッチされ、ターンが切り変わります。

MCバトルでよく流れるビート

Street Dreams – Zeebra

フリースタイルダンジョンのオーガナイザーやFSLのオフィシャルチェアマンを務める、
Zeebraさんの代表曲「Street Derams」のビート。

関連：Zeebraとはどんなラッパー？経歴や人気曲からヒップホップシーンを理解する

　

バトルの決勝で使われることが多い印象です。

　

Street Dreamsが使われたバトル

NAIKA MC vs ヤングたかじん / UMB2016 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL

　

CHEHON vs POWER WAVE / 渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023.04.22 【決勝戦】 (バンドVer)

　

LOYALTY – ICE BAHN

LOYALTYは、アップテンポでお客さんもかなり盛り上がるので、1回戦の第1試合でよく使われる印象です。

　

LOYALTYが使われたバトル

ミステリオ.vs.スナフキン / 凱旋MC battle東西選抜夏ノ陣2019.1回戦

　

CHEHON vs ベル /【レゲエvsHIPHOP大決戦】 渋谷レゲエ祭vs真ADRENALINE (バンドVer)

　

知らざあ言って聞かせやSHOW / TOKONA-X

このビートが流れるだけで会場は大湧き。
数々のベストバウトを残してきたビートですね。

　

知らざあ言って聞かせやSHOWが使われたバトル

MY vs NAIKA MC.凱旋MC battle東西選抜春ノ陣2019.1回戦

Youtubeで最も再生されている伝説のバトル。

このバトルで流れている曲も「TOKONA-Xの知らざあ言って聞かせやSHOW」でしたね。

　

CHEHON vs RAY / 渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023 (バンドVer)

渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINEで実現したレゲエ対決、CHEHON vs RAYのバトル。
この試合の延長でも使用されました。

　

公開処刑 / キングギドラ

こちらはよく流れるというほどでもありませんが、
公開処刑が流れると会場が盛り上がり、リリックの内容通りにお客さんも手を叩きます。

　

公開処刑が使用されたバトル

孫GONG vs 呂布カルマ / BATTLE SUMMIT

　

　

一網打尽 / 韻踏合組合

一網打尽が使われたバトル

ミメイvs呂布カルマ（決勝戦）/戦極MCBATTLE第28章 大阪関西公演(2022.12.30)

　

紫煙 / 漢 a.k.a GAMI

紫煙が使われたバトル

MU-TON vs がーどまん BATTLE SUMMIT

　

Neva Enuff / ZEEBRA + AKTION

Neva Enuffが使われたバトル

戦極MC BATTLE 第11章(15.2 .21)　 KENTHE390vsCIMA @BEST BOUTその1

CHEHON vs ID【真 ADRENALINE】2回戦第3試合 (バンドVer)

こちらは300万回再生以上のベストバウトですね。

　

蝶と蜂 / SOUL SCREAM

こちらも名曲ですね。

個人的には優勝者のウインニングラップでもよく使われる印象です。

　

蝶と蜂が使われたバトル

MU-TONvs呂布カルマ.凱旋MCbattle東西選抜冬ノ陣2020.決勝戦 (延長)

　

最ッ低のMC / 般若

最ッ低のMCが使われたバトル

AUTHORITY vs MU-TON / UMB2018 GRAND CHAMPIONSHIP 決勝戦

MU-TON vs CHEHON / 渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023 (バンドVer)

　

CHECK YOUR MIC / 晋平太

CHECK YOUR MICが使われたバトル

AUTHORITY vs NAIKA MC / 戦極MC BATTLE 第21章

CHEHON vs MOL53 / BATTLE SUMMIT

MCバトルにおけるビートの重要性

MCバトルはビートのテンポや雰囲気によって、戦いの内容や印象も大きく変わります。

　

ラッパーによって速いビートと遅いビートで得意・不得意が分かれたり、難しいビートには上手く乗れないなど、ビートとの相性次第でMCのパフォーマンスも大きく変わるので、ビートがバトルの勝敗を左右する可能性もあります。

例えば、テンポが速いビートではフローや早口で上手くビートに乗りながら戦うスタイルが映えますが、逆に対話型のバトルは難しくなったり、各MCのバトルスタイルによってもビートとの相性は重要です。

　

そのため、MCバトルでは即興力や韻だけでなく、どんなビートが流れても対応できるラップスキルもMCに求められる重要スキルになります。

バンド操作も重要

バックDJがバンド演奏のMCバトルでは、バンドの演奏を操るスキルも重要になってきます。

バンドを操ることで演奏にメリハリをつけたりリズムやグルーヴを強調することができるので、より高い音楽性を表現することができます。

　

バンドやDJを操り音楽に変化をつけるのはレゲエの文化ですが、最近ではヒップホップのラッパーでもバンドを操ることができるMCが増えてきており、バンド操作がバトルの勝敗を分ける重要なスキルになりつつあります。

　

レゲエのリディム

レゲエではヒップホップのビートことを、同じような意味でリディム(Riddim)と呼びます。

独特なリズムに「ワンドロップ(One Drop)」などがあり、ヒップホップと曲調やスタイルに違いはありますが、共通点や融合が見られる部分も多いです。

　

レゲエではリディム自体にも名前がつき、そのリディムに様々なアーティストやDeeJayがボーカルを乗せて歌い、別々の曲名でリリースされたりします。

　

MCバトルでは「渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE」のレゲエルールで演奏される曲にも有名なリディムが多く、名前を知っていることで、よりバトルも楽しんで見れるのではないでしょうか。

　

まとめ

MCバトルでよく流れるビートは他にもまだまだ存在しますが、今回はとりあえず思いついたビートを紹介しました。

　

もし皆さんが知っているおすすめのビートがあれば、以下に送信していただければ嬉しいです。(上記の一覧に追加します。)