CHEHONのKOK2021決勝大会での対戦結果と感想【MCバトル】

レゲエDeeJayであるCHEHONは、2022年1月23日にMCバトルの大会『KING OF KINGS 2021 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL(通称KOK)』に出場しました。

 

KOKは、口喧嘩際や真ADRENALINE、SPOTLIGHT、U-22など、2021年に開催されたMCバトルの優勝者や全国の地方予選を優勝し、さらに西日本と東日本大会でベスト4に残った猛者だけが出場できる大会です。まさにKINGの中のKINGを決める大会で、優勝賞金は300万円とかなり高額です。

 

CHEHONは東京予選で64人トーナメントを制し優勝、さらに東日本予選の24人トーナメントを優勝したので、東日本代表としてKOK本戦の決勝大会へ出場しました。日本一を決める大会ということもあり、CHEHONもいつもとは違う黒スーツ姿でした。

 

この記事では、KOK決勝大会でのCHEHONの対戦相手と結果をまとめたいと思います。

 

KOK2021のCHEHONの対戦結果

KOK本線は16人のトーナメントです。1回戦の対戦カードは事前にすべて公開されていましたが、トーナメント表は公開されていないので2回戦以降の対戦カードは不明でした。

1回戦:CHEHON vs PONEY

1回戦の対戦相手は「ENTA DA STAGE」というMCバトルの大会の優勝者であるPONEYでした。PONEYは36時間フリースタイルラップをしたギネス記録を持っているすごいラッパーです。

CHEHONは以前、RED BULL 韻 DA HOUSE 2021 (2021.10.2)の大会でPONEYに負けており、今回は2度目のバトルになります。

今回のPONEY戦では即興中心のバチバチスタイルのCHEHONでした。

全体的な流れとしては、客の方を見てラップをするPONEYに対して、CHEHONが「KOKの決勝で相手を見ずにディスらないでどこがバトルやねん、家でずっと36時間ラップやっとけ」とバチバチに攻めていました。

即興の対話を中心に仕込みも織り交ぜ、バチバチに攻めた結果、客判定はCHEHONに上がり、審査員判定はCHEHONが3本でドローが1本。1回戦は見事CHEHONが勝利しPONEYにリベンジを果たしました。

2回戦:CHEHON vs CIMA

2回戦(ベスト8)の対戦相手はCIMAです。CIMAは兵庫予選の優勝からの西日本大会の優勝者としての出場なので、今回は東日本代表 vs 西日本代表のバトルになります。

CIMAとはこのときが初めてのバトルです。

2回戦も即興中心で、お互いがバチバチのバトルでした。個人的には、CHEHONの「まだトロフィーは遠いか?七転び八起きじゃ!」が上手いしかっこ良かったです。

結果、客判定はCHEHONに上がりましたが、審査員判定はCIMAが2本、ドローが2本だったので延長になりました。

延長では、CIMAが「大阪レペゼンしてるのに何で東京代表やねん」と攻めたのに対し、CHEHONが「今年から東京に引っ越したから」とアンサーを返していました。

また、CIMAが「カナタ、さらば、パジャマ」などで韻を踏んだのに対して、CHEHONも「刀、ガタガタ、あなたは、浅はか、マザファカ、バラバラ」とそれ以上に韻を踏んでアンサーを返し会場を盛り上げました。

 

延長は客判定がCHEHON、審査員判定がCHEHONが3本でドロー1本という結果になり、見事2回戦もCHEHONが勝利しました。

3回戦:CHEHON vs FORK

3回戦(準決勝)の対戦相手はFORKです。FORKはKOK vs 真ADRENALINEの優勝者としての出場になります。

FORK戦のCHEHONはリスペクトが感じられる勝負でバチバチではなかったですね。

2バース目でCHEHONは、自身の持ち歌のUNDER GROUND WORKSのセルフサンプリングをかましていました。

また、3バース目は最近リリースされた新曲の頂点という曲のセルフサンプリングです。

客判定も審査員判定もすべてFORKに上がり、CHEHONは3回戦で敗れました。

CHEHONが4バース目でちょっと慌てたのもありますが、それ以上にFORKが強すぎましたね。

KOK2021 GRAND CHAMPIONSHIP FINALはAmazon Primeビデオで全試合視聴可能です。
CHEHONのバトルも全て見れますので、まだ見ていない人はぜひ見てみてください。

 

CHEHONがKOKに出場した経緯がかっこ良い

CHEHONがKOKに出場した経緯がかっこ良いので紹介します。

 

まず東京予選が行われたのは10/10ですが、前日の10/9に、CHEHONは東京武道館で戦極24章の大会に出場しています。戦極24章では晋平太に2回戦で惜しくも敗れましたが、CHEHONはこのときにKOK東京予選が翌日に近くで行われることを聞きます。この行動力と向上心がすごいですよね。

 

そして参加MC 64名のトーナメントの、64番目のMCとしてぎりぎりエントリーに成功します。

東京予選 参加者リスト

 

東京予選ではACEや黄猿、BALA a.k.a SBKNなど、有名な強いラッパーがいる中、アウェイの東京で64人のトーナメントを制し見事優勝。賞金3万円と東日本大会への出場権を手に入れました。

 

そして11/20の東日本大会は、鬼ピュアワンライン(MOL53)やMAKAなど、各都道府県から勝ち上がってきた猛者24名のトーナメントです。

しかもCHEHONはシードで、1試合目にMAKAと対戦することになりました。

CHEHONの持ち歌、Champion Roadや痛快エブリDAY、BANGARANGのセルフサンプリングを使い、延長の末にMAKAに勝利します。この試合ではお互い笑顔になり、リスペクトの感じ取れる良いバトルでしたね。

MAKAに勝った後は順調に決勝まで上がり、そのまま優勝。賞金30万円とKOK本戦 決勝大会への出場権を手に入れました。そして2022/1/23に決勝大会に出場しベスト4まで残りました。

 

まとめ・感想

今回は準決勝で惜しくも負けましたが、レゲエDeejayのCHEHONがヒップホップの日本一のMCバトラーを決めるKOK決勝大会に出場し、しかもベスト4まで残ったのは本当に凄いことだと思います。しかもゲストとして呼ばれたのではなく、都道府県の予選から勝ち上がり、自ら出場権を掴んだところがカッコ良すぎます。

もしまだKOK2021を見ていない人は、CHEHONのバトルもすべて見れますので、ぜひ一度は見てみてください。

 

私はもともとレゲエが好きでCHEHONを追い続けていたので、CHEHONがMCバトルに出たことでHIPHOPのアーティストやラッパーを知ることができました。

CHEHONがMCバトルにガンガン出場していることの影響もあり、最近では他のレゲエDeejayもMCバトルに参加するようになっているので、レゲエの良さももっと広がってほしいと思います。

 

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この記事を書いた人

ヒプラガのアバター ヒプラガ ライター/ブロガー

大阪出身のブロガー。小学生の頃にレゲエにハマり、レゲエの音楽を20年以上聴いています。レゲエDeeJayがMCバトルに出場したのをきっかけに、ヒップホップも聴くようになりました。
ヒップホップやレゲエの音楽・文化をもっと多くの人に知ってもらいたいという思いから、ヒップホップやレゲエに関する情報を発信しています。

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